精選版 日本国語大辞典 「敷皮・敷革」の意味・読み・例文・類語
しき‐がわ ‥がは【敷皮・敷革】
〘名〙
① 毛皮の敷物。胡床(こしょう)や床几(しょうぎ)などの腰掛の上や地上に敷く。官位によって区別があり、四位は豹、五位は虎、弾正官は熊皮、他は多くは鹿の皮を用いる。上部を櫛上(くしかみ)、櫛形(くしがた)などといい、鹿は下端に兎の白毛を入れるのを例とした。
② 江戸時代、両替屋で金銀を取り扱うときに敷いた鹿皮。
③ 青漆で紋をすった革。苔革。
④ 牛や豚の革で作った、靴の中底に敷く革。中敷。
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