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断つ・絶つ たつ

大辞林 第三版の解説

たつ【断つ・絶つ】

( 動五[四] )
ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。 《断》 「鎖を-・つ」 「はらわたを-・つ思い」 「悪の根を-・つ」
必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。 《断》 「補給路を-・つ」 「退路を-・つ」
生活費や原料の供給が行われないようにする。 《絶》 「石油の供給を-・つ」 「親元からの送金を-・たれる」
それまで続いていたことをそこでやめる。 《絶》
関係を解消する。 「国交を-・つ」 「 B 社との関係を一切-・つ」 「きずなが-・たれる」
「消息をたつ」「連絡をたつ」の形で、連絡がとれなくなることをいう。 「冬の北アルプスで消息を-・った」 「先月、ロンドンから電話をかけてきた後、連絡を-・った」
執着・欲望をなくする。 「最後の望みを-・たれる」
ある飲食物をとることやある行為をやめる。神仏にかけた願のかなうまで、など期間を限る場合にいうことが多い。 《断》 「酒を-・っている」 「塩を-・つ」
本来もっと続くものを自分で終わらせる。 「みずから命を-・った」 「参詣の人が跡を-・たない」 「人の子は祖おやの名-・たず/万葉集 4094」 〔「絶える」に対する他動詞〕
[可能] たてる
[表記] たつ(断・絶・裁)
「断つ」は“切り離す。さえぎる。やめる”の意。「鎖を断つ」「退路を断つ」「酒を断つ」  「絶つ」は“つながりをなくす。終わらす”の意。「国交を絶つ」「山で消息を絶つ」「最後の望みを絶たれる」「みずから命を絶つ」  「裁つ」は“布・紙などをはさみで切る”の意。「截つ」とも書く。「布地を裁つ」

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

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