断層湖(読み)ダンソウコ

デジタル大辞泉 「断層湖」の意味・読み・例文・類語

だんそう‐こ【断層湖】

断層運動によって生じた凹地にできた湖。諏訪湖など。

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精選版 日本国語大辞典 「断層湖」の意味・読み・例文・類語

だんそう‐こ【断層湖】

〘名〙 断層によって生じた凹地に水をたたえてできた湖。琵琶湖・諏訪湖・青木湖など。地溝湖

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「断層湖」の意味・わかりやすい解説

断層湖
だんそうこ

断層運動に伴って生じた凹地に水をたたえた湖。構造湖一種。形状は一般に単純で、湖岸傾斜は急であることが多い。湖底は広く平坦(へいたん)であるが、深い溝状の窪地(くぼち)をつくる場合もある。面積が大きく深度も大きい湖が多く世界最深のロシアのバイカル湖(1741メートル)、第2位のアフリカタンガニーカ湖(1471メートル)などはその例である。日本では、琵琶湖(びわこ)(103.8メートル)や長野県の青木湖と諏訪湖(すわこ)が代表例としてあげられる。断層湖のうち、両側断層崖(がい)によって限られた凹地に生じた湖を、とくに地溝湖とよぶ。

[森 和紀]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「断層湖」の意味・わかりやすい解説

断層湖
だんそうこ
fault lake

地盤運動の結果地表に生じた断層盆地内に水がたまってできた湖。一般に湖岸線は単純で,直線的なものが多く,深度も大。例としては琵琶湖,諏訪湖,シベリアのバイカル湖,アフリカのタンガニーカ湖など。バイカル湖は世界でいちばん深く,タンガニーカ湖がそれに次いでいる。

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