斯波義郷(読み)しば よしさと

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斯波義郷」の解説

斯波義郷 しば-よしさと

1410-1436 室町時代武将
応永17年生まれ。斯波義教(よしのり)の次男。相国寺の鄂隠慧奯(がくいん-えかつ)の弟子となり,瑞鳳と称した。永享5年兄義淳(よしあつ)の死去により還俗(げんぞく)して家督をつぎ,越前(えちぜん)・尾張(おわり)・遠江(とおとうみ)の守護となる。落馬がもとで永享8年9月30日急死。27歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「斯波義郷」の解説

斯波義郷

没年:永享8.9.30(1436.11.8)
生年:応永17(1410)
室町時代の武将。義教の次男。相国寺鄂隠の弟子となり瑞鳳と称していたが,永享5(1433)年兄義淳が危篤になると,将軍足利義教の命で還俗して家督を継ぎ,越前(福井県)・尾張(愛知県)・遠江(静岡県)3カ国守護となった。

(河村昭一)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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