新ロシア語(読み)しんろしあご

世界大百科事典(旧版)内の新ロシア語の言及

【ロシア語】より

…これによってロシア語はいよいよ近代的な国語として発達完成への道を歩みはじめるが,西欧諸言語からの大量の借用やさまざまの新文体の試みにあふれたこの時期の書きことばは,18世紀を通じてついに完成の域に達せず,誰もが従いうるような言文一致の模範を示すことはできなかった。ただし,前時代に比べて多くの新しい特徴を示すこの時期の書き物のことばを,新ロシア語New Russianと呼ぶ。 A.S.プーシキン(1799‐1837)は韻文と散文の両方の作品で新しい言文一致の模範を示し,まもなくそれがすべての人の受け入れるところとなって,ついにロシア語の全国民的な諸規範が確立した。…

※「新ロシア語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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