新手・荒手(読み)あらて

精選版 日本国語大辞典 「新手・荒手」の意味・読み・例文・類語

あら‐て【新手・荒手】

〘名〙
① そのことに新しくたずさわる者。特に、これから戦闘を控え、まだ疲労していない軍勢をいう場合が多い。
平治(1220頃か)中「前(さき)の五百騎をとどめおきて、荒手五百騎を相具して」
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一四「此時数十人の新手(アラテ)巡査が右より左より馳つけつつ」
② 新しい手段や方法。「あらての詐欺

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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