日本大百科全書(ニッポニカ) 「新治(群馬県)」の意味・わかりやすい解説
新治(群馬県)
にいはる
群馬県北部、利根郡(とねぐん)にあった旧村名(新治村(むら))。現在は同郡みなかみ町の南西部を占める地域。旧新治村は2005年(平成17)水上町(みなかみまち)、月夜野町(つきよのまち)と合併し、みなかみ町となる。三国(みくに)山脈の南側、利根川の支流赤谷(あかや)川の流域を占め、国道17号(三国街道)が通じる。総面積の5%が耕地、85%が山林で、かつては養蚕、米作が盛んであったが、最近では酪農、果樹栽培が伸びている。また、シイタケ、シメジなどの栽培も行われている。旧村の中心布施(ふせ)は旧宿場、下新田(しもしんでん)は塩原太助(しおばらたすけ)の出身地、猿ヶ京温泉(さるがきょうおんせん)、湯宿温泉(ゆじゅくおんせん)、法師温泉(ほうしおんせん)などの三国温泉郷で、三国街道のにぎわいを再現している。
[村木定雄]
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