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新潟明和騒動

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

新潟明和騒動

江戸時代中期の1767(明和4)年、不景気に加え凶作で苦しむ新潟町民に、財政難の長岡藩が多額の御用金をかけた。返済に困った町民は、後のリーダー涌井藤四郎を中心に協議。藤四郎は御用金の納入期限延期や、不正な徴税に一役買っていた町役人の公選制などを求める嘆願書を提案するが、動きが漏れて投獄された。怒った町民は豪商らの家を打ち壊し、町役人は敗走。釈放された藤四郎は、役人への安易な暴力を「無駄だ」と制して事態は沈静化した。町民は、夜道の見回り▽米の買い占め防止▽質屋の法外な高利の取り締まりといった策を講じて秩序を保ち、約2カ月間、町民自治を実現。その後、まとめ役だった藤四郎と岩船屋佐次兵衛は共に投獄、約1年半後に処刑された。明和義人祭は町民自治を勝ち取った藤四郎らを慰霊し、語り継ぐため、毎夏、同祭実行委が開いている。

(2011-08-27 朝日新聞 朝刊 新潟全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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