新潟県上越市(読み)じょうえつ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔新潟県〕上越〈市〉(じょうえつ〈し〉)


新潟県南西部、日本海に面する市。
高田平野の関川流域を占め、東部山間の豪雪地帯も市域に含む。南東部で長野県に接する。2007年(平成19)4月より特例市。2005年1月、旧・上越市に東頸城(ひがしくびき)郡の安塚町、同浦川原村、同大島村、同牧村と中頸城郡の柿崎町、同大潟町、同頸城村、同吉川町、同中郷村、同板倉町、同清里村、同三和村、西頸城郡の名立町の13町村を編入して現在の姿となる。合併した町村を地域自治区とした全国初の例で、旧町村名を冠した13の区に加え、旧・上越市の市域にも2009年10月より15の区が設置された。中心地には戦国時代は上杉謙信(うえすぎけんしん)の居城・春日山城がおかれ、江戸時代は高田城の城下町として栄えた。臨海工業地帯を中心に、鉄鋼・化学・機械などの工業が発達。稲作・野菜栽培・畜産が行われる。酒造業もあり、吉川区は出稼ぎ杜氏(とうじ)の多い地区として知られる。JR北陸本線・信越本線や北陸自動車道などが通じる交通の要衝。重要港湾直江津港からは佐渡島(さどがしま)へフェリーが運航する。
春日山城跡、高田城跡や謙信の遺品を収める林泉(りんせん)寺のほか、日本の近代スキー発祥地といわれる金谷山(かなやさん)スキー場がある。古墳時代後期の宮口古墳群・水科古墳群はいずれも国指定史跡。東北部の米山一帯は佐渡弥彦米山国定公園に指定されている。松ケ峰温泉・宇津俣(うつのまた)温泉・鵜ノ浜温泉が湧き、スキー場のほかパラグライダー基地・キャンプ場・海水浴場などアウトドアを楽しむ観光施設多数。童話作家・小川未明(おがわみめい)の出生地で、小川未明文学館がある。上越市立水族博物館、総合博物館、地すべり資料館などもある。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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