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新田義貞と福井

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

新田義貞と福井

政権が分裂・抗争した南北朝時代に南朝側で戦った代表的な武将の新田義貞は、福井との縁が深い。福井県史などによると、鎌倉時代末期には上野国(群馬県)の御家人だったが、反幕府軍を率いて鎌倉を攻め落とし、幕府を滅亡させた。しかし、南朝側は室町幕府初代将軍の足利尊氏湊川の戦いで敗れ、勢力が衰えた。義貞は越前国で再起を図り、金ケ崎城(敦賀市)や杣山(そまやま)城(南越前町)などを拠点に抗戦。戦場は石盛遺跡のある九頭竜川流域に移り、最期は、灯明寺畷(なわて)(現・福井市新田塚町)で戦死している。藤島神社によると、戦死の地から明暦年間(1655~58)にかぶとが見つかり、義貞所有のものとされた。4代目の福井藩主・松平光通が発見された場所に戦死の碑を建て、「新田塚」と呼ばれるようになったという。

(2010-04-09 朝日新聞 朝刊 福井全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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