新虎通り(読み)しんとらどおり

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新虎通り
しんとらどおり

東京都心を走る環状2号線(正式名称は東京都市計画道路幹線街路環状第2号線)のうち、港区虎ノ門から新橋に至る約1.4キロメートルの区間の愛称(通称道路名)。2014年(平成26)3月に開通した。幅員40メートルの地上部と幅員24メートルの自動車専用「築地虎ノ門トンネル」よりなる。環状2号線は、江東(こうとう)区有明(ありあけ)を起点に、皇居の外堀跡を時計回りに進み、神田佐久間町を終点とする全長約14キロメートルの都市計画道路である。もともと、1946年(昭和21)に計画された幅員100メートルにも及ぶ道路計画で、「マッカーサー道路」の通称でよばれていた。このうち虎ノ門から神田佐久間町までの区間は、幅員を縮小した上で「外堀通り」として整備されたが、虎ノ門から新橋、豊洲(とよす)、有明にいたる道路については地権者の合意形成が進まず、約60年間整備が凍結されていた。しかし、都市再開発と道路整備の一体化を可能にした「立体道路制度」により、道路上に建設された超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」などからの収益金や、居住スペースの売却益を建設資金や土地保有者への補償に充当することで敷設が実現した。
 環状2号線のうち、新虎通りと新橋―晴海(はるみ)を結ぶ区間は、2020年のオリンピック東京大会において晴海地区の選手村と各競技会場等を結ぶルートとしての活用が期待されている。これまで晴海と都心部を結ぶ道路は既設の「晴海通り」だけであったが、環状2号線が完成することによりルートが二つになる。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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