方 励之(読み)ホウ レイシ(英語表記)Fang Li-zhi

現代外国人名録2012の解説

方 励之
ホウ レイシ
Fang Li-zhi


国籍
中国

専門
天体物理学者;民主化運動家

肩書
アリゾナ大学物理学天文学教授 中国科学技術大学副学長

生年月日
1936/2/12

出生地
北京

出身地
浙江省杭州(祖籍)

学歴
北京大学物理学部物理学科〔1956年〕卒

経歴
16歳で北京大学に入学。卒業後中国科学院物理研究所所員となるが、1957年反右派闘争に連座して共産党籍剥奪処分を受け、’58年新設の科学技術大学理論物理研究室研究員。’66年の文化大革命で淮南炭坑に下放。6年後、同大に復職し宇宙物理学部門責任者。’78年名誉回復、党籍も回復し、教授に昇格。’81年科学院専門委員に選ばれ、バチカンでの国際宇宙学セミナーに出席。同年10月から4ケ月間京大基礎物理学研究所の客員教授として日本に滞在。’83年国際物理センター学術委員会委員。’85年中国科学技術大学副学長に就任。同年までに恒星物理学を中心に約130の論文を発表。’86年合肥市の全人代選挙でトップ当選。同年末の学生らによる民主化運動を支持。’87年1月の胡耀邦失脚の際、民主化発言や学生デモの責任を問われ共産党を除名、科学技術大学副学長を解任され、北京天文台に転属。さらに、’89年の民主化要求運動の際には中国当局から“反革命暴乱”の首謀者として指名手配され、6月4日の天安門事件後生命の危険を訴えて北京の米国大使館に緊急避難した。同年11月北京天文台研究員も解任。’90年6月英国へ出国、ケンブリッジ大学天文学研究所に滞在。’91年1月プリンストン大学客員教授、7月よりアリゾナ大学物理学・天文学教授。著書に「現代の青年知識人の社会的職責」「ある自然科学者の見る改革」「中国の失望と希望」などがある。“中国のサハロフ”と呼ばれる。

受賞
重力論文賞〔1985年〕;自由賞(デンマークとスウェーデンの新聞社2社共催)〔1989年〕;ケネディ人権賞〔1989年〕

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2012」(2012年刊)現代外国人名録2012について 情報

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