日並・日次(読み)ひなみ

精選版 日本国語大辞典 「日並・日次」の意味・読み・例文・類語

ひ‐なみ【日並・日次】

〘名〙
① 毎日すること。毎日。日ごと。
※文治六年女御入内御屏風和歌(1190)一一月「けふいくか日なみの御狩かりくらし交野のをのを行帰るらむ〈藤原隆信〉」
② 日の順序日程、また、日々の次第。日々の記録。日記。
古今著聞集(1254)一「いそぎ人を返しつかはして求られけれども、日次などはたがひてや侍けん」
③ 日のよしあし。日柄。また、ひより天候
※後二条師通記‐寛治七年(1093)一〇月一〇日「秋除目、密々曰来。七日許日次宜候由、頭弁所申也」
※落語・佃島(1900)〈初代三遊亭金馬〉「今日ら天気(ヒナミ)が宜いが、出掛ければ宜かったなア」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android