日本毛織(読み)にっぽんけおり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本毛織」の意味・わかりやすい解説

日本毛織
にっぽんけおり

毛織物製造一貫会社。 1896年設立。赤毛布の製造から出発し,サージ,ラシャの製造に進出して,1910年の終りに毛織物製造一貫メーカーとしての地歩を固めた。 18年日本毛糸紡績,41年共立モスリン,42年昭和毛糸紡績を合併。毛糸,毛織物,フェルトのほか合繊混紡,カーペットなども生産している。省力化を進めるとともに,大型ショッピングセンターの建設・賃貸やゴルフ場・スポーツセンターの経営など多角化も進めている。売上構成比は,織物 51%,毛糸 14%,毛布・カーペット6%,非繊維 17%,その他 12%。年間売上高 646億 9400万円 (連結) ,資本金 64億 6500万円 (1998) ,従業員数 1212名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本毛織」の解説

日本毛織

正式社名「日本毛織株式会社」。通称「ニッケ」。英文社名「THE JAPAN WOOL TEXTILE CO., LTD.」。繊維製品製造業。明治29年(1896)設立。本社は大阪市中央区瓦町。羊毛紡織会社。毛糸・毛織物などの衣料繊維製品や毛布・カーペット・不織布・フェルトなどの繊維資材製品を製造。ショッピングセンターの賃貸・運営など非繊維事業も展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード3201。

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