しゅ‐こ【守戸】
〘名〙
※続日本紀‐神亀元年(724)一〇月壬寅「冝下置二守戸一勿上レ令二荒穢一春秋二時、差二遣官人一、尊二祭玉津嶋之神明光浦之霊一」
② 明治初期、山陵の清掃をつかさどった職。
※教部省達書第三八号‐明治七年(1874)九月一五日「従前被附置候衛士並長守戸取締の者は総て被廃止候」
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デジタル大辞泉
「守戸」の意味・読み・例文・類語
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
世界大百科事典(旧版)内の守戸の言及
【陵戸・守戸】より
…口分田(陵戸田)を給され,家族をなし,課役を免ぜられ,陵戸籍に付されていた。691年(持統5)陵に5戸,墓に3戸を充て,不足の場合は良民を仮陵戸(守戸)とする原則が定められた。大宝令の別記には,陵戸84戸(倭国37戸,川内国37戸,津国5戸,山代国5戸),借陵戸150戸(藤原京25戸,倭国58戸,川内国57戸,山代国3戸,伊勢国3戸,紀伊国3戸)が定められ,《延喜式》には陵戸97戸,守戸267戸,守丁7人が見える。…
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