日銀ネット(読み)ニチギンネット

デジタル大辞泉 「日銀ネット」の意味・読み・例文・類語

にちぎん‐ネット【日銀ネット】

日本銀行金融ネットワークシステム」の通称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日銀ネット」の意味・わかりやすい解説

日銀ネット
にちぎんネット

正式には日本銀行金融ネットワーク・システムという。日本銀行と民間金融機関をオンラインで結ぶシステム。 1988年 10月に営業系システムの稼働を開始した。営業系システムは,日銀が取引金融機関のコンピュータとオンラインで結び,当座預金振替,無担保コール,準備預金などの取引を,各金融機関の端末操作により行なうシステムである。振替依頼書や日銀小切手を,日銀窓口に持ち込むことなく決済が行なえるため,事務の効率化,迅速化が進み,また持ち込みの際のデリバリー・リスクも回避できるようになった。その後国債の受け渡しをオンラインで行なう国債系システムや外為売買に伴う円貸金の決済のオンライン化など,業務対象は拡大している。

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