旭有機材工業(読み)あさひゆうきざいこうぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「旭有機材工業」の意味・わかりやすい解説

旭有機材工業
あさひゆうきざいこうぎょう

化学メーカー。旭化成グループ。 1945年に現在の旭化成の前身である日窒化学工業の子会社日窒航材工業として設立。 50年現社名に変更。公共事業向けバルブ,パイプなど配管材料で収益を伸ばし,塩化ビニルバルブは国内で独占的地位にある。その他フェノール樹脂半導体・自動車向け成形材料・樹脂も手がけている。 95年には AVバルブで国際品質規格 ISO9001の認証を取得。売上構成比は,配管材料 66%,フェノール樹脂成形材料6%,工業用樹脂 28%。年間売上高 302億 8700万円 (うち輸出6%) ,資本金 50億円,従業員数 1010名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「旭有機材工業」の解説

旭有機材工業

正式社名「旭有機材工業株式会社」。略称AOC」。英文社名「ASAHI ORGANIC CHEMICALS INDUSTRY CO., LTD.」。化学工業。昭和20年(1945)「日窒航材工業株式会社」設立。同25年(1950)現在の社名に変更。本社は宮崎県延岡市中の瀬町。管材製造会社。前身は「日窒化学工業(現旭化成)」航材課。配管材料のプラスチックバルブ製造で圧倒的なシェア。工業・産業用樹脂製品も扱う。東京証券取引所第1部上場。証券コード4216。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android