是山 恵覚(読み)コレヤマ エカク

20世紀日本人名事典 「是山 恵覚」の解説

是山 恵覚
コレヤマ エカク

明治〜昭和期の僧侶,仏教学者 真行寺住職;仏教大学教授。



生年
安政4年(1857年)

没年
昭和6(1931)年1月10日

出生地
備後国(広島県)

学歴〔年〕
本願寺派大教校

経歴
実家は広島県世羅郡の真行寺(浄土真宗本願寺派)。明治4年教専寺住職の福間浄観に入門し、宗学を学ぶ。8年には師に従って京都に上り、西山別院内の教授校や大教校で学業を続けた。のち一時的に崇信学校の教員となるが、12年より大分松島善譲に師事し、宗学研究を再開。21年父の死によって真行寺住職を継ぎ、寺内に光闡寮を開いて後進を指導した。29年真宗の大学林教授となり、次いで33年には仏教大学(のちの龍谷大学)教授に就任、浄土真宗学の第一人者といわれた。大正8年に教授の職を退いたのちは勧学寮長・宗学院長を歴任著書に「往生論註講義」「往生礼讃講録」「安心決定録講話」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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