精選版 日本国語大辞典 「是非無」の意味・読み・例文・類語
ぜひ‐な・い【是非無】
〘形口〙 ぜひな・し 〘形ク〙
① 善悪にかかわらない。よいわるいの判断を持たない。ひたすらである。
※太平記(14C後)八「兵四人進み出て数千騎扣(ひか)へる敵の中へ、無二是非一(ゼヒなク)打って懸りけり」
② しかたがない。やむを得ない。是非もない。
※評判記・吉原讚嘲記時之大鞁(1667か)みはる「御ひまをとへば、だんだんやくそくつづきて、此月中はならずといふ。さてもぜひないこんだ」
③ 当然である。いうまでもない。
ぜひな‐げ
〘形動〙
ぜひな‐さ
〘名〙
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