時代遅・時代後(読み)じだいおくれ

精選版 日本国語大辞典 「時代遅・時代後」の意味・読み・例文・類語

じだい‐おくれ【時代遅・時代後】

〘名〙 (形動) 過去のもので、新しい時代変化傾向に合わなくなっていること。また、そのさま。流行遅れ。また、昔ふうで保守的なさま。
歌舞伎・柳風吹矢の糸条(1864)「見れば童子格子褞袍(どてら)に、鉄梃棒を突いて、時代(ジダイ)おくれな化物だが」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉五「新主義と時代後(じだいオク)れの旧主義と衝突をする所、よくお眼を止めて御覧あられませう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android