曲げる・枉げる(読み)まげる

大辞林 第三版の解説

まげる【曲げる・枉げる】

( 動下一 ) [文] ガ下二 ま・ぐ
まっすぐな物・平らな物を、まがった状態にする。 《曲》 「針金を-・げる」 「ひざを-・げる」 「アルミ板を直角に-・げる」
ある意図に基づいて、事実や規則をゆがめる。 「事実を-・げて報道する」 「法を-・げる」
自分の主義・主張をむりに変える。気持ちなどを抑える。 「彼は金のために主義・主張を-・げるような男ではない」 「自説を-・げる」 「勿論もちろん節操を-・げて呉れといふては無理になるが/社会百面相 魯庵」 「母具したる者は…といふままに-・げられて/落窪 3」 〔先方の本意には合わないと思うが、そこを何とか変えてほしいという気持ちを込めて、「-・げて御承知願いたい」などと言う〕
(「駕を枉げる」の形で)貴人がわざわざ来訪する。 「宮殿に駕を-・げて、民を安んじ/麒麟 潤一郎
〔「質しち」と発音が同じ「七」の第二画がまがっていることからか〕 品物を質に入れる。 「当分いらぬ夏綺羅-・げて七十両/浮世草子・好色旅日記」 〔「曲がる」に対する他動詞〕
[慣用] 冠を- ・ 旋毛つむじを- ・ へそを-

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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