精選版 日本国語大辞典 「曲尺・矩尺」の意味・読み・例文・類語
かね‐じゃく【曲尺・矩尺】
〘名〙
① 大工、木挽(こび)き、杣(そま)、建て師などの木工職人が使う、定規を兼ねた物差し。L型の金属板で、表の長い方には一尺五寸、短い方に七寸五分、裏には一尺を√2倍した目を盛る。まがりがね。かねざし。大工がね。かね。
※東京芸術大学所蔵文書‐延喜五年(905)一〇月一日・筑前国観世音寺資財帳「曲尺弐勾(長一尺七寸九分、一長一尺九寸五分)」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報