曲江(読み)まがりえ

精選版 日本国語大辞典 「曲江」の意味・読み・例文・類語

まがり‐え【曲江】

〘名〙 まがっている入り江。
※俳諧・くろねき(1797)「まかり江にかけては流す草筏〈双烏〉 しぐれやすらん雲の稲妻巣兆〉」

きょく‐こう ‥カウ【曲江】

中国長安東南にあった池の名。漢の武帝がここに宜春苑を造営。唐代に改削された。河畔に紫雲楼、芙蓉園、杏園慈恩寺、楽遊原などの勝地がある。

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百科事典マイペディア 「曲江」の意味・わかりやすい解説

曲江【きょくこう】

韶関(しょうかん)

曲江【きょっこう】

韶関(しょうかん)

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世界大百科事典(旧版)内の曲江の言及

【苑囿】より

…近代ではむしろ江南地方の高官や富庶らの私邸庭園と区別して,ひろく皇帝の所轄になる大規模な自然庭園や離宮の類を総称する。この種の苑囿としては,秦始皇帝が咸陽に造営した離宮にすでに人工的な築山をもった造園の例があり,前漢武帝の上林苑や太液池,隋煬帝(ようだい)の西苑,唐の長安にあった曲江,北宋の汴梁(べんりよう)(河南省開封)にあった金明池,元の大都の太液池などが歴史上著名。現存するものとしては,元の大都の太液池をうけついだ明・清時代の北京の西苑(三海)や清朝の北京北西郊に設けられた頤和(いわ)園,円明園などの三山五園,同じく河北省承徳(旧,熱河)の避暑山荘などがあり,いずれも広大な領域を占め,大規模な人工的造園や豪華な建築装飾を特色としている。…

※「曲江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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