曽祢 荒助(読み)ソネ アラスケ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「曽祢 荒助」の解説

曽祢 荒助
ソネ アラスケ


肩書
蔵相,韓国統監,衆院副議長,貴院議員(勅選)

旧名・旧姓
旧姓=宍戸

生年月日
嘉永2年1月28日(1849年)

出生地
長門国萩(山口県)

経歴
文久3年藩校明倫館に学び、明治元年戊辰戦争では東北各地を転戦、2年御親兵中隊司令。3年大阪兵学寮に入りフランス語を学び、5年フランスに留学。10年帰国し、陸軍に入ったが、14年太政官少書記官に転じ、法政局参事官、内閣記録局長、官報局長などを経て、23年議会開設で衆院書記官長。25年辞任して第2回衆院選に山口県から当選、衆院副議長。26年駐仏特命全権公使、31年第3次伊藤博文内閣の法相、次いで第2次山県有朋内閣農商務相。33年パリ大博覧会事務局総裁、34年第1次桂太郎内閣の蔵相、40年韓国副統監、42年統監となり日韓併合を画策したが44年病気のため辞任。その間勅選貴院議員、枢密顧問官子爵

受賞
正二位旭日桐花大綬章

没年月日
明治43年9月13日

家族
息子=曽祢 達蔵(建築家) 孫=曽祢 益(民社党書記長)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android