最高潮・最高調(読み)さいこうちょう

精選版 日本国語大辞典 「最高潮・最高調」の意味・読み・例文・類語

さい‐こうちょう ‥カウテウ【最高潮・最高調】

〘名〙 (形動) ある感情状態が最も高まること。また、そのさま。クライマックス
※病窓雑筆(1907)〈綱島梁川〉三「相慕ひ相求めて、やがて一個不尽の生命の泉に抱き合ふものこれ即ち宗教の最高調ではない乎」
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「最後空脛二本、棒の様にどてらの真向ふに突っ立てた時は、此の娑婆気最高潮に達した瞬間である」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android