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有り付く・在り付く ありつく

大辞林 第三版の解説

ありつく【有り付く・在り付く】

( 動五[四] )
長い間求めていたものをやっとのことで手に入れる。 「飯めしに-・く」 「仕事に-・く」
その状態が続く。その事に慣れる。 「さる方に-・きたりしあなたの年ごろ/源氏 蓬生
落ち着く。 「 あらぬ所に渡りて、-・かず、花々ともてかしづかれ給ふ有様/狭衣 1
住みつく。安住する。長くそこに住む。 「国に大水出で、人を流し里を失ふ。然れば、民-・く事難し/今昔 10
男が女の家に居つく。結婚する。 「わざと-・きたる男となくて、ただ時々かよふ人などぞありける/宇治拾遺 3
似合う。板につく。 「あざやかなる、花のいろいろ、につかはしからぬを、さし縫ひ着つつ-・かずとり繕ひたる姿ども/源氏 総角
ある身分・環境に生まれつく。 「もとより-・きたる、さやうのなみなみの人/源氏 蓬生
生活の糧かてを得る。 「年ごろ身貧しくして、世に-・く方もなかりけるほどに/今昔 27
[可能] ありつける
( 動下二 )
頼り先を得させる。住みつかせる。 「絵なんど見せ、遊び戯れて-・けけるままに/沙石 5
身を固めさせる。仕官させる。 「今まで-・けざるこそ、心にかかり候へども/曽我 4

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