有卦・有気(読み)うけ

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 する事なす事みな吉方へ向かう縁起のよい年まわり。七年間続く。陰陽道で、人の年まわりを、生年と五行、十二運の関係から吉と凶に分け、「胎・養・長・沐・冠・臨・帝」の七つに当たる年を万事によい有卦とし、「衰・病・死・墓・絶」の五つに当たる年を万事にわるい無卦とする。〔運歩色葉(1548)〕
[語誌](1)「有卦・無卦」はもと一年十二か月に配したが、唐の頃から七年五年となり、日本にも早く伝わったと思われ、仮名暦に書きのせたのは貞享(一六八四‐八八)からだという。
(2)有卦の年回りになると「ふ」の字の付く物を七つ集めて祝い事(有卦振る舞い)をした。宮中でも有卦入りを祝うことが行なわれ、諸方より献上物などがあったという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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