有明[町](読み)ありあけ

百科事典マイペディア 「有明[町]」の意味・わかりやすい解説

有明[町]【ありあけ】

熊本県天草郡,天草上島北西部を占める旧町。山林が広く,耕地が狭い。一本釣や定置網などの沿岸漁業を行い,甘夏ミカン,米,蔬菜を産する。中心はタイ網漁で有名な赤崎。2006年3月,本渡市,牛深市,天草郡御所浦町,倉岳町,栖本町,新和町,五和町,天草町,河浦町と合併し市制天草市となる。59.63km2。6561人(2003)。

有明[町]【ありあけ】

鹿児島県東部曾於(そお)郡の旧町。町域の大部分を占めるシラス台地は大正〜昭和初期野井倉甚兵衛らが開田野井倉原(のいくらばる)と呼ばれる。畜産が盛んなほか,米,メロン,イチゴを産し,茶も栽培日南線,国道220号線が通る。2006年1月,曽於郡松山町,志布志町と合併し市制,志布志市となる。98.05km2。1万2331人(2003)。

有明[町]【ありあけ】

佐賀県南部,杵島(きしま)郡の旧町。有明海に臨み,中部長崎本線縦断,東部は中世以降の干拓地。米作中心の農業地帯で,畜産,ノリ養殖特産のれんこん栽培が盛ん。2005年1月杵島郡福富町と白石町へ編入。32.76km2。9005人(2003)。

有明[町]【ありあけ】

長崎県南高来(みなみたかき)郡,島原半島北東部の旧町。島原鉄道が通じる。台地上での野菜作りが盛んでニンジンゴボウ多産。ノリ養殖も行われる。2006年1月島原市へ編入。23.48km2。1万2236人(2003)。

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