服部 長七(読み)ハットリ チョウシチ

20世紀日本人名事典 「服部 長七」の解説

服部 長七
ハットリ チョウシチ

明治期の発明家 人造石の考案者。



生年
天保13年(1842年)

没年
大正8(1919)年

出身地
愛知県碧南市

主な受賞名〔年〕
緑綬褒章〔明治14年〕

経歴
消石灰と土を混ぜて練った天然セメントを用いる“たたき”の技術を大型土木建造物に応用し、たたきと天然石を組み合わせた“人造石工法”を完成。明治11〜37年各地で工事を請け負い、宇品築港(広島)、神野新田干拓(豊橋)、相川港護岸(佐渡)、四日市・名古屋築港、明治用水頭首工などを手がけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android