望粥・餠粥(読み)もちがゆ

精選版 日本国語大辞典 「望粥・餠粥」の意味・読み・例文・類語

もち‐がゆ【望粥・餠粥】

〘名〙 望の日、特に正月一五日に食べる粥。小豆を入れて小豆粥とする例が多い。餠を入れるところも多く、後世、餠粥の意に誤解された。十五日粥もちのかゆ。《季・新年》
順集(983頃)「ときし稀今日にしあへるもちがゆは松の千年に君もによとか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android