木下 良順(読み)キノシタ リョウジュン

20世紀日本人名事典 「木下 良順」の解説

木下 良順
キノシタ リョウジュン

昭和期の病理学者 シティ・オブ・ホープ医学研究所所長;元・大阪市立医科大学学長。



生年
明治26(1893)年9月17日

没年
昭和52(1977)年9月7日

出生地
和歌山県

学歴〔年〕
東京帝大医学部〔大正9年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
勲二等〔昭和45年〕

経歴
東京帝大副手、北海道帝大助教授、教授を経て昭和9年大阪帝大教授、微生物研究所員。23年大阪市立医科大学を創立して同大学長となった。24年渡米、シティ・オブ・ホープ医学研究所を創設、所長に就任。その間、佐々木隆興吉田富三のオルトアミノアゾトルエンによる肝癌発生実験にヒントを得て、11年バタイエローによるラットの肝癌発生を確認、実験腫瘍学研究に貢献した。12年に日本病理学会で「発癌性化学物質の研究」の宿題報告を行った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「木下 良順」の解説

木下 良順 (きのした りょうじゅん)

生年月日:1893年9月17日
昭和時代の病理学者。シティ・オブ・ホープ医学研究所所長;大阪市立医科大学学長
1977年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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