20世紀日本人名事典 「木原 孝一」の解説
木原 孝一
キハラ コウイチ
昭和期の詩人
- 生年
- 大正11(1922)年2月13日
- 没年
- 昭和54(1979)年9月7日
- 出生地
- 東京府八王子市
- 本名
- 太田 忠
- 学歴〔年〕
- 東京府立実科工業建築本科〔昭和13年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 放送芸術祭文部大臣賞〔昭和32年〕「いちばん高い場所」(放送詩劇),イタリア賞グランプリ〔昭和40年〕「御者パエトーン」(音楽詩劇)
- 経歴
- 昭和11年「VOU」に参加し、アバン・ギャルドの新鋭として注目される。戦争中は中国戦線に従軍し、のち内地勤務となる。16年ルポルタージュ「戦争の中の建設」を刊行。戦後は「荒地」に参加し、31年「100人の詩人」を刊行。32年放送詩劇「いちばん高い場所」で放送芸術祭文部大臣賞を受賞。他の詩集に「木原孝一詩集」「ある時ある場所」などがあり、評論集に「近代詩から現代詩へ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報