木村 久一(読み)キムラ キュウイチ

20世紀日本人名事典 「木村 久一」の解説

木村 久一
キムラ キュウイチ

大正・昭和期の教育学者,編集者 平凡社「大百科事典」編集長。



生年
明治16(1883)年7月5日

没年
昭和52(1977)年2月28日

出生地
山形県

学歴〔年〕
東京帝大文科大学哲学科〔大正2年〕卒

経歴
麻布中学校教諭、青山女学院早稲田大学などで心理、教育学を講じた。早教育の提唱者。昭和6年下中弥三郎に請われ平凡社に入り、「大百科事典」編集長となった。エンサイクロペディアに事典の訳語を当てたのは木村の案といわれる。欧米の事典を参照し6〜10年にかけ日本初の大規模な百科事典(全28巻)を完成し「百科事典の平凡社」の名を高めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android