木村 友衛(1代目)(読み)キムラ トモエ

20世紀日本人名事典 「木村 友衛(1代目)」の解説

木村 友衛(1代目)
キムラ トモエ

大正・昭和期の浪曲師



生年
明治33(1900)年9月6日

没年
昭和52(1977)年11月5日

出生地
神奈川県横浜市長島町

本名
高木 民蔵

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章

経歴
小学校時代から浪曲好きで、11歳の時、横浜寿亭の木村重友を聴きに行き、飛び入りで一席うなった。それを耳にした重友が、その夜のうちに両親を口説いて弟子にした。師匠の一字をもらって友衛の名で3日後に初舞台。3カ月後には師匠の代理を務め、半年後は3軒の寄席を掛け持ちするまでに人気を得た。「天保六花撰」「塩原多助」など、得意の節回しで、これまできらわれた関東節を全国に広めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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