木村 梅(読み)キムラ ウメ

20世紀日本人名事典 「木村 梅」の解説

木村 梅
キムラ ウメ

大正・昭和期の織布技術者



生年
明治32(1899)年2月25日

没年
昭和45(1970)年10月13日

出生地
群馬県桐生市

主な受賞名〔年〕
黄綬褒章〔昭和41年〕

経歴
早くから家業織物作りを手伝い、大正8年群馬県桐生の百海織物工場に就職。13年結婚を機に退職するが、昭和4年に離婚し、再び織布工となった。以後生涯を織物に捧げ、研究と苦闘の末に人絹混紡帯を発明。その他にも、織上げ・帯地などの改良や柄・織り方などの技術革新を行い、次々と新製品を生みだした。また、すぐれた織物技術を持ち、工場では“織物の神様”と呼ばれて同僚たちから慕われた。41年黄綬褒章を受章。44年退職。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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