木村沙織(読み)きむら さおり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村沙織」の解説

木村沙織 きむら-さおり

1986- 平成時代の女子バレーボール選手。
昭和61年8月19日生まれ。ポジションはウイングスパイカー,身長184cm。小学2年からバレーボールをはじめ,名門の成徳学園中から成徳学園高(現・下北沢成徳高)にすすむ。高校2年の平成15年,全日本代表に選ばれてワールドカップ出場し,「スーパー高校生」として人気をあつめた。17年東レアローズに入団,翌年新人賞を獲得。19年アジア選手権に出場してベストサーバー賞。オリンピックは,高校時代の平成16年アテネ五輪(5位),20年北京五輪(5位)に出場。21-22年シーズン,プレミアリーグ最高殊勲選手賞(MVP)・ベスト6賞(3年連続)。22年世界選手権に出場して銅メダル。23-24年プレミアリーグで5年連続ベスト6賞。24年ロンドン五輪ではエーススパイカーとして全試合にフル出場し,五輪で日本女子バレー28年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得。同年トルコのワクフバンク・テュルクテレコムへ移籍。26年東レアローズに復帰。埼玉県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「木村沙織」の解説

木村沙織

女子バレーボール選手。1986年8月19日生まれ、埼玉県出身。185センチ、東レ・アローズ所属。2003年、高校2年にして全日本代表から強化合宿に招集され、同年9月の「アジア選手権」に出場。04年、アテネ五輪の日本代表となるが、腰痛でほとんど出場機会はなかった。05年、「女子ジュニア世界選手権U-20」で得点王となる。07年、「アジア選手権」で優勝、ベストサーバー賞を獲得。08年には北京五輪に出場、5位に終わる。10年、社会人バレーボール(Vリーグ)で最多得点部門の記録を塗り替え、Vリーグ日本記録賞を受賞。12年8月、五輪での3回目の出場となるロンドン五輪では、エースとして攻守ともに活躍し、日本女子バレボール28年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。

(2012-08-17)

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