末吉 安恭(読み)スエヨシ アンキョウ

20世紀日本人名事典 「末吉 安恭」の解説

末吉 安恭
スエヨシ アンキョウ

明治・大正期の俳人,民俗学者



生年
明治19(1886)年

没年
大正13(1924)年12月25日

出生地
沖縄県首里儀保村(現・那覇市)

経歴
小学校を出た後独学。沖縄毎日新聞、琉球新報沖縄タイムスなどを転々とし、俳壇やコラムを担当。江戸文学造詣が深く、俳句に優れ、折口信夫南島第一の軟文学者といわれた。また南方熊楠と交流、平成8年には熊楠の南島研究のもとになったとされる書簡が発見される。民俗学者でもあり、“南島の小熊楠”ともいわれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android