本谷有希子(読み)モトヤユキコ

デジタル大辞泉 「本谷有希子」の意味・読み・例文・類語

もとや‐ゆきこ【本谷有希子】

[1979~ ]劇作家小説家石川の生まれ。「遭難、」で鶴屋南北戯曲賞を当時の最年少記録で受賞。「幸せ最高ありがとうマジで!」で岸田国士戯曲賞受賞。小説異類婚姻譚」で芥川賞受賞。他に「ぬるい毒」「嵐のピクニック」など。

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知恵蔵mini 「本谷有希子」の解説

本谷有希子

日本の小説家、劇作家、演出家。1979年、石川県生まれ。舞台女優声優を経て、2000年に「劇団、本谷有希子」を旗揚げ。主宰として作・演出を手掛け、07年に戯曲『遭難、』で第10回鶴屋南北戯曲賞を、09年に『幸せ最高ありがとうマジで!』で第53回岸田國士戯曲賞を、それぞれ受賞。02年からは小説家としても活動し、独特の世界観で人間の本質を描いた問題作を次々と発表。14年に『自分を好きになる方法』で第27回三島由紀夫賞を、16年に『異類婚姻譚』で第154回芥川龍之介賞を受賞した。この他の代表作に、『ぬるい毒』(第33回野間文芸新人賞受賞)、『嵐のピクニック』(第7回大江健三郎賞受賞)などがある。

(2016-1-21)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「本谷有希子」の解説

本谷有希子 もとや-ゆきこ

1979- 平成時代の女優,劇作家,演出家,小説家。
昭和54年7月14日生まれ。平成10年ENBUゼミナールにはいり演劇コースで学ぶ。12年「劇団、本谷有希子」を旗揚げ。小説家デビューは「群像増刊エクスタス」に発表した「江利子と絶対」。19年「遭難、」で鶴屋南北戯曲賞。21年「幸せ最高ありがとうマジで!」で岸田国士戯曲賞。23年「ぬるい毒」で野間文芸新人賞。25年短編集「嵐のピクニック」で大江健三郎賞。26年「自分を好きになる方法」で三島由紀夫賞。石川県出身。金沢錦丘高卒。

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