(読み)うけら

精選版 日本国語大辞典 「朮」の意味・読み・例文・類語

うけら【朮】

〘名〙 植物おけら(朮)」の異名
※書言字考節用集(1717)六「白朮 ヲケラ ウケラ

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デジタル大辞泉 「朮」の意味・読み・例文・類語

おけら〔をけら〕【×朮】

キク科多年草山地の乾いた所に自生し、高さ30~60センチ。茎は堅く、葉も楕円形で堅く、縁にとげ状の細かい切れ込みがある。夏から秋、白色または紅色の小花が頭状に集まった花をつける。若い苗を食用に、また乾かした根茎漢方白朮びゃくじゅつといい薬用にする。えやみぐさ。うけら 花=夏》

うけら【×朮】

植物オケラ古名
「恋しけば袖も振らむを武蔵野の―が花の色になゆめ」〈・三三七六〉

じゅつ【×朮】

キク科のオケラなどの根茎を乾燥したもの。漢方で健胃利尿鎮痛などに用いる。白朮びゃくじゅつ蒼朮そうじゅつがある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「朮」の解説

朮 (オケラ)

学名Atractylodes japonica
植物。キク科の多年草,園芸植物

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「朮」の解説

じゅつ【朮】

蒼朮(そうじゅつ)白朮(びゃくじゅつ)

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

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