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杉の木革命

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

杉の木革命

アラブ統一をめざすシリアはレバノンを「大シリアの一部」とみなしてきた。75〜90年のレバノン内戦中は4万人規模の軍を展開。内戦終結のための「ターイフ合意」もシリアに暫定的な駐留を認めていたため、内戦後もレバノン駐留を続けた。だが05年2月にベイルートで反シリア派のハリリ元首相が車爆弾で暗殺されると、反シリア感情が爆発。シリアからの「独立」を訴える若者らがレバノン杉を描いた国旗を手に連日大規模デモを展開し、親シリア派内閣は総辞職。「杉の木革命」のなか、シリア軍は4月に全面撤退した。5〜6月にかけて実施された総選挙でハリリ元首相の次男サード氏率いる野党勢力が72議席を獲得。内戦後初めて反シリア派が過半数を占め、7月にハリリ派主導のシニョーラ内閣が発足した。

(2007-07-18 朝日新聞 朝刊 2外報)

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