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村上隆がコピーライトで世界へ むらかみたかしがこぴーらいとでせかいへ

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知恵蔵の解説

村上隆がコピーライトで世界へ

アニメや漫画など日本の「オタク」文化や原爆などをテーマにしたアートで国際的に活躍する村上隆が2007年10月から米国ロサンゼルスの現代美術館(MOCA)を皮切りに、大規模な回顧展を開催。ニューヨークブルックリン美術館ドイツフランクフルト近代美術館、スペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館を巡回する。村上が自らの「第1期を振り返る節目」として掲げたテーマは「コピーライト(著作権)」。展覧会名も「マルシームラカミ(コピーライト・ムラカミ)」だ。新作で高さ5.5mあるアルミ製彫刻「大仏オーヴァル2007」を始め、フィギュア作品やファッションブランドとタイアップした作品など1991年から現在までの約90点を展示する。村上は著書『芸術起業論』で、2005年にニューヨークで開いた「リトルボーイ」展によって戦後の日本文化を表現し、国際的に高く評価されたことで、自己表現の1つの達成をみたと、書く。新しい国際巡回展は、表現者の権利を通して、アートと産業、個と公、ものとアイデアといった緊張関係の中で制作をするアーティスト在り方を問う、次なる一歩といえる。

(山盛英司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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