村岸 文輔(読み)ムラギシ フミスケ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「村岸 文輔」の解説

村岸 文輔
ムラギシ フミスケ


職業
能楽師

肩書
札幌能楽観世流会長,福助製綿会長

生年月日
明治33年 5月18日

出生地
滋賀県 彦根市

学歴
彦根中(旧制)卒

経歴
子どもの項から能に親しむ。20歳で北海道に移ったのち、勤務先の製綿会社社長が能楽ファンだったこともあり本格的に能に取り組む。会社役員を務める傍ら能楽師として活躍。平成11年観世流北謳会の30周年記念公演で仕舞藤戸」などを披露。一方、昭和42年から能狂言に取り上げられている史跡めぐりを続け、平成2年卒寿の記念に史跡の研究を本にまとめ「謡曲に因む源平物語」を出版した。

受賞
札幌市民文化奨励賞〔昭和53年〕,札幌市民芸術賞〔平成2年〕

没年月日
平成14年 11月 (2002年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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