東北(町)(読み)とうほく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東北(町)」の意味・わかりやすい解説

東北(町)
とうほく

青森県南東部上北郡(かみきたぐん)の町。1963年(昭和38)甲地(かっち)村が町制施行して成立。2005年(平成17)上北郡上北町を合併。第三セクター青い森鉄道(旧、JR東北本線)、国道4号(陸羽(りくう)街道)、394号が通じ、上北自動車道の上北インターチェンジがある。野辺地(のへじ)町と七戸(しちのへ)町を結ぶ南部縦貫鉄道が通じていたが、経営難のため1997年(平成9)休止、2002年廃止された。町域は、北部・西部山地台地、東部は小川原(おがわら)湖に接し、水田は少なかったが、1952年から始まった北部上北大規模開拓工事により、開拓が行われ、台地上にも開田が進められた。1976年以降は「むつ小川原開発」に伴う町の総合開発構想により、農村生活環境改善事業が進んだ。小川原湖では底引、刺網などの漁業も行われる。面積326.50平方キロメートル、人口1万6428(2020)。

横山 弘]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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