東海 散士(読み)トウカイ サンシ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「東海 散士」の解説

東海 散士
トウカイ サンシ


肩書
衆院議員(憲政本党)

本名
柴 四朗(シバ シロウ)

生年月日
嘉永5年12月2日(1853年)

出生地
安房国富津(千葉県)

経歴
明治元年戊辰戦争に従軍官軍の会津城攻撃に対戦、落城後東京に拘禁。10年西南戦争では東京日日新聞に戦報を送った。11年渡米、ハーバード大学、ペンシルベニア大学で経済学を学び18年帰国。20年政治小説「佳人之奇遇」初編を刊行、文名をあげた。19〜30年にかけ続編を執筆。一方国権主義を主張、農商務相・谷干城に招かれ19年再び洋行。20年帰国、21年「大阪毎日新聞」主筆となり、また雑誌「経世評論」を発刊し、後藤象二郎大同団結運動尽力。25年第2回衆院選挙に福島から当選、憲政本党に所属、農商務次官、外務参政官などを務めた。著書は他に「東洋之佳人」「埃及近世史」などがある。

没年月日
大正11年9月25日

家族
弟=柴 五郎(陸軍大将)

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「東海 散士」の解説

東海 散士
トウカイ サンシ

明治・大正期の政治家,小説家,ジャーナリスト 衆院議員(憲政本党)。



生年
嘉永5年12月2日(1853年)

没年
大正11(1922)年9月25日

出生地
安房国富津(千葉県)

本名
柴 四朗(シバ シロウ)

経歴
明治元年戊辰戦争に従軍、官軍の会津城攻撃に対戦、落城後東京に拘禁。10年西南戦争では東京日日新聞に戦報を送った。11年渡米、ハーバード大学、ペンシルベニア大学で経済学を学び18年帰国。20年政治小説「佳人之奇遇」初編を刊行、文名をあげた。19〜30年にかけ続編を執筆。一方国権主義を主張、農商務相・谷干城に招かれ19年再び洋行。20年帰国、21年「大阪毎日新聞」主筆となり、また雑誌「経世評論」を発刊し、後藤象二郎の大同団結運動に尽力。25年第2回衆院選挙に福島から当選、憲政本党に所属、農商務次官、外務参政官などを務めた。著書は他に「東洋之佳人」「埃及近世史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「東海 散士」の解説

東海 散士 (とうかい さんし)

生年月日:1853年12月2日
明治時代;大正時代の政治家;小説家;ジャーナリスト。衆議院議員
1922年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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