東邦亜鉛(読み)とうほうあえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東邦亜鉛」の意味・わかりやすい解説

東邦亜鉛
とうほうあえん

大手非鉄金属メーカー。1937年日本亜鉛製錬として設立電気亜鉛の製造開始。1941年日本亜鉛と合併し,現社名変更。1950年代以降,粗鉛の精製,電気鉛,電解鉄の製錬を開始。1969年ペルー,イランで鉱山開発に着手,1990年代以降は中国に生産・資材調達拠点などを設ける。1990年使用ずみニッケル-カドミウム電池リサイクル事業を開始。2000年昭和電工から電解鉄事業を買収。2010年オーストラリアの CBHリソーシズを完全子会社化し,2012年ニューサウスウェールズ州でラスプ鉱山を開山した。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東邦亜鉛」の解説

東邦亜鉛

正式社名「東邦亜鉛株式会社」。英文社名「Toho Zinc Co., Ltd.」。非鉄金属工業。昭和12年(1937)「日本亜鉛製錬株式会社」設立。同16年(1941)現在の社名に変更。本社は東京都中央区日本橋本町。亜鉛・鉛の製錬加工会社。ノイズフィルターなどの電子部品も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード5707。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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