日本大百科全書(ニッポニカ) 「東郷(宮崎県)」の意味・わかりやすい解説
東郷(宮崎県)
とうごう
宮崎県北部、東臼杵(ひがしうすき)郡にあった旧町名(東郷町(ちょう))。現在は日向市(ひゅうがし)の西部を占める地域。旧東郷町は1969年(昭和44)町制施行。2006年(平成18)日向市に編入。入郷地帯(いりごうちたい)の東部にあって東郷と称す。耳(みみ)川、小丸(おまる)川の中・上流部にあり、支流坪谷(つぼや)川が耳川に合流。九州山地の東端部にあたり山地面積が広い。国道327号、446号が通る。近世は延岡藩(のべおかはん)に属した。林業、畜産(肉用牛、ブロイラー)が主産業。中心地は山陰(やまげ)で、坪谷(つぼや)は歌人若山牧水の生誕地で若山牧水記念文学館、牧水公園がある。
[横山淳一]
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