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杵屋六三郎(4代) きねや ろくさぶろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

杵屋六三郎(4代) きねや-ろくさぶろう

1779-1856* 江戸時代後期の長唄三味線方。
安永8年生まれ。初代杵屋正次郎の門弟。前名は長次郎。文化5年4代六三郎をつぐ。作曲・演奏両面にひいで,長唄中興の祖といわれる。7代市川団十郎のために「晒女(さらしめ)」「勧進帳」などを作曲。お座敷長唄吾妻八景」「松の緑」なども知られる。のち六翁を名のり,その住居にちなみ「池の端の六翁」とよばれた。安政2年11月30日死去。77歳。

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朝日日本歴史人物事典の解説

杵屋六三郎(4代)

没年:安政2.11.30(1856.1.7)
生年:安永9.1.10(1780.2.14)
江戸後期の長唄三味線方。江戸板橋宿の旅籠奈良屋の次男に生まれ,名を長次郎といった。幼いころから三味線に優れ,初代杵屋正次郎門下で研鑽を積む。寛政10(1798)年の江戸中村座が初舞台で,その後河原崎座,中村座,市村座で活躍した。文化5(1808)年に4代目六三郎を襲名し,作曲と演奏,両方の名人とたたえられ,同時代の10代目杵屋六左衛門と並び称せられた。7代目市川団十郎に深く信頼され,団十郎のために数多く作曲している。なかでも名曲として知られるのが「勧進帳」である。ほかに「老松」「吾妻八景」「松の緑」など,「お座敷長唄」と呼ばれる純粋鑑賞用の長唄も知られる。特に「老松」はお座敷長唄の嚆矢とされている。天保11(1840)年,長男に六三郎の名を譲り,自らは六翁と名乗った。六三郎の名跡は,平成期までに12代を数える。

(長葉子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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