杵屋 佐登代(読み)キネヤ サトヨ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「杵屋 佐登代」の解説

杵屋 佐登代
キネヤ サトヨ


職業
長唄唄方

肩書
重要無形文化財保持者(長唄・唄)〔昭和62年〕

本名
高橋 梅子(タカハシ ウメコ)

生年月日
明治44年 1月6日

出生地
東京市 日本橋区(東京都 中央区)

学歴
千代田小〔大正12年〕卒

経歴
大正5年4代目杵屋佐吉に入門、12年初舞台。14年杵屋佐登代襲名。昭和8年長唄玲韻会を結成し、指導にあたる。また放送・舞台にも出演、多くのレコードを吹込んだ。古典・新作のいずれにもすぐれる。演奏は明るく明瞭で、常に大輪の花の雰囲気があった。62年人間国宝に認定される。作曲に長唄「竜田姫」「蓮月尼」「信田妻」、アルバムに「四世杵屋佐吉名曲選集」など。

所属団体
長唄協会,佐門会

受賞
紫綬褒章〔昭和48年〕,勲四等宝冠章〔昭和58年〕 モービル音楽賞(邦楽部門 第8回)〔昭和53年〕,松尾芸能賞〔昭和62年〕,NHK放送文化賞(第43回 平3年度)〔平成4年〕,中央区名誉区民〔平成6年〕

没年月日
平成9年 10月18日 (1997年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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