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松やに(松脂) まつやに

世界大百科事典 第2版の解説

まつやに【松やに(松脂)】

マツ属樹木が幹から分泌するやに。幹の方向に発達した細胞間道に,周囲の細胞から送りこまれた分泌物がたまり,外部にあふれでて松やにとなる。採取のためには樹皮をはぎ,木部に傷をつけ,にじみでてきたものを集める。分泌したばかりの松やには,無色透明の,粘りけの強い液体(生松やにと呼ぶ)であるが,時とともに揮発性成分が蒸発して固形物となる。これに水蒸気をあてたときに水蒸気とともにでてくるもの,および前記の揮発性成分がテレビン油(ガムターペンティン)で,残ったものがロジン(ガムロジン)である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報