松島 彝(読み)マツシマ ツネ

20世紀日本人名事典 「松島 彝」の解説

松島 彝
マツシマ ツネ

大正・昭和期の作曲家 元・女子学習院教授。



生年
明治23(1890)年2月14日

没年
昭和60(1985)年10月9日

出生地
山形県

別名
芸名=通然,韻光

学歴〔年〕
東京音校本科ピアノ科〔明治44年〕卒,東京音校研究科〔大正2年〕修了

主な受賞名〔年〕
勲四等瑞宝章〔昭和20年〕,勲四等宝冠章〔昭和42年〕

経歴
日本初の女流作曲家。「オウマノオヤコハ ナカヨシコヨシ」で知られる文部省唱歌「お馬」や「手まりうた」などの童謡唱歌を作曲。及木大将に請われて35年間、女子学習院の教壇に立った。戦後は“わび、さびの音楽”の追究に専念し、仏教音楽に巡りつく。昭和39年から鎌倉・円覚寺の一角に住み、「極楽荘厳」(33年)「般若波羅密多讃経」(45年)などを作曲。著書に「ふくろうのつぶやき」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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